漫画「キングダム」の最新話ネタバレやあらすじ、考察や感想を全巻全話、最終回まで紹介していきます!
漫画「キングダム」のあらすじですが、舞台が紀元前の中国大陸になり、まだ一度も統一された事のない中国本土での500年の大戦争時代を描いた漫画です。主人公は苛烈な戦乱の世に生きる少年・信。信は自らの腕で天下に名を成すことを目指し、中国統一を目指すストーリー。マンガ「キングダム」は2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するとともに、アニメ化や映画化もされるほどの人気作品です。
原作者:原泰久(はらやすひさ)
集英社:週刊ヤングジャンプ
漫画「キングダム」最新話704話のネタバレ
【漫画】キングダム「最新話704話」のあらすじをご紹介していきます!
キングダム704話のタイトルは「北上開始」
カイネが李牧と結婚後、子供三人と平和に暮らしているという夢を見ているシーンから始まります。
宜安の下見中、天幕の中で夢を寝ていたカイネを起こし一緒に邯鄲へ戻る李牧。カイネは先ほどの夢を思い出しながら、このまま李牧様と雁門に戻りたいと、思わず口に出してしまう。
李牧は聞こえていない様子ですが、振り返りもせずにいつかすべてが終わったら一緒に雁門に帰りましょうと言います。
邯鄲に戻った李牧は、司馬尚のいる青歌と、秦の東部にある狼孟という城へ早馬を送ります。
李牧から知らせを受けた青歌から、「カン・サロ」と「ジ・アガ」という二人の将が狼孟城を訪れます。
二人とも狼の毛皮をまとった大男ですが、山の民のような野蛮な印象はありません。
狼孟軍は勇猛な軍のため、この戦上手な二人に狼孟軍を率いてもらうよう、李牧から知らせを受けていた狼孟城主。
邯鄲の喉元まで来ている秦軍が今さら北の前線である狼孟を攻めるか半信半疑な城主ですが、そうせざるを得ないようにし、大いなる勝利を李牧は狙っているようです。
国家存亡の戦いに関わるならば喜んで地を流すと城主と二人の将は決意を固めます。
ただ、実際に来るのはだいぶ先なのでそれまで準備を整えようとします。
その五か月後に昌平君から宜安攻略の大戦略が打ち上げられます。
まず、王翦と桓騎が落とした二城を引き継ぐために楊端和軍が到着。バジオウとタジフ、壁将軍も元気そうです。
今回は壁将軍もナジャラ族という強そうな山の民を引き連れて一緒に出陣します。キタリから山の民語で激励されると、山の民語で返す壁将軍。
桓騎軍と飛信隊+壁将軍、王翦軍、楽華軍が閼与に向けて出陣します。
邯鄲では李牧陣営がその様子を聞きながら軍議を行っていましたが、そこに趙の大王が現れます。不意の登場に困惑する一同。
大王は李牧達に疎ましく思われているのを理解しており、ただ寄っただけだと言いますが、女であるカイネを見るといきなり手の甲を舌で舐めました。
カイネは大事な将校なのでやめる様に大王を促す李牧。
李牧が大王の兄を推して戦ったことは知っているが、お前のことなどどうでもいいと大王は言います。
さらに、快楽に溺れていた父王を超える快楽の極みに達することが目的のようで、その為に余計な邪魔はしないと言います。
それを聞いた李牧は大王であれば国の事を考えるべきと進言しますが、次に私を諫めたらその舌を切り落とす。と聞く耳を持たない大王。
邯鄲の兵でもなんでも好きに使ってよいから、遊興の時を命に代えて守るよう李牧に指示する李牧。
李牧は趙国を滅ぼさせたりはしないといい、閼与で王翦軍と桓騎軍を半分にすると宣言したところで704話は終了です。
漫画「キングダム」最新話704話の考察や感想
【漫画】キングダム「最新話704話」の考察や感想をご紹介していきます。
キングダム704話を読んでみての感想ですが、楊端和は城の守りでしたねー。バジオウとタジフの戦いが見たかったと個人的にはガッカリしています。
それにしても、カイネと李牧の会話だったり、キタリに激励される壁将軍だったりと何かとフラグが立っているようにも感じてしまいます。
壁将軍にはこれまで通り、死亡フラグを乗り越えて敵将撃破の活躍を期待しています。
キングダム704話を読んでみての考察としては、秦の東からくる軍が楊端和でないのであれば、残るは騰軍でしょうか。それとも蒙武軍でしょうか。騰軍も個人的には好きですが戦略担当の王翦がすでにいるので、武力担当として蒙武が来てほしいと思ってしまいます。
どちらにしても、狼孟城の武将との戦いに苦戦を強いられそうな雰囲気がしているため、どちらの武将が来たとしても今後の展開が楽しみです。
漫画「キングダム」最新話703話のネタバレ
【漫画】キングダム「最新話703話」のネタバレやあらすじをご紹介していきます!
キングダム703話のタイトルは「逆手の大戦略」
秦の咸陽で軍議を行っているシーンから始まります。
桓騎軍と王翦軍の城攻めに入った情報が咸陽にいる中枢部にも届き、趙軍に対して押していることを喜んでいるようです。
桓騎軍の斬首の件に対する怒りと憎しみで趙軍の士気が高まっているのではないかという事と、李牧が復活して邯鄲に入ったことに対して不安もあったようですが、今のところ大きな変化がない為、城攻めも上手くいくだろうと話が行われています。
その時、王翦将軍より鳥による知らせが届いたと伝令兵が来ます。その知らせを読む昌平君。
手紙には、「二城と邯鄲の間に李牧の長城がある為、通過するのは難しい」と記されていたそうです。
それを聞いた一同が騒然としています。
昌文君が“不可”とは言っていないのだから落ち着くようにと一同に呼びかけます。
政が伝令の続きが無いのか聞くと、「これを逆手に好機とし、宜安を攻め北にフタをすべし」と続いている昌平君。
一同が困惑している中、政と昌平君が王族の脱出経路を潰すためと理解しました。
このまま長城を超えて邯鄲を包囲したとしても、王族だけが知る地下の脱出道から逃げられてしまう。邯鄲を陥落させても、逃げた王族が趙王家の有る所が趙である発し抵抗戦になってしまう。さらに、復興しやすい地に逃げ込んでしまっては戦いが長引いてしまう。と考察していきます。
そこで、趙北部の地図を広げます。
宜安は邯鄲から山一つ越えた北の方にありますが、その北には川を挟んで中山、さらに北には不毛の地“代”があり、北側はここまでが趙の領土だそうです。
さらに、代の西には雁門があり、そこは李牧が治めていた地です。仮にここに立て籠もるとなると、一筋縄でいかなくなると考えます。
今の雁門は脅威ではないとしても、長期的に力を割かねばならない為、次に控えている楚との戦いに全力を注げなくなってしまい、命取りになると結論付けます。
その為、王翦は北の経路を叩くと言っているようです。長城は確かに秦軍の北上を防ぐものになっていますが、同時に趙軍の南下を防ぐこともできる為今回の策を思いついたようです。
昌平君、政もこの策に賛成し、宜安攻略の戦略を練ることに。
一方、武城攻めをしている王翦軍。
田里弥軍の千人将で大梯子隊の山秀の活躍で門の開錠に成功、開いた門から、倉央軍と糸凌が攻めて陥落させます。
それから十日後に、桓騎軍も平陽城を落としました。桓騎軍に対する怒りと恐怖で趙軍の士気が高く、王翦軍より時間がかかってしまったようです。
平陽城の兵と住民は桓騎軍の捕虜になったことに恐怖しましたが、扱いを飛信隊に一任された為、前回のような虐殺は起こりませんでした。
この城攻めから二月後、軍総司令昌平君が宜安攻めの号令を発しました。
秦北部軍と東部軍を合わせた大軍が趙北部に進入し、長城を迂回北上した王翦軍桓騎軍と合流し超大軍となり、一気に宜安に攻め込む必殺の大戦略である説明をしたところで703話は終了です。
漫画「キングダム」最新話703話の考察や感想
【漫画】キングダム「最新話703話」の考察や感想をご紹介していきます。
キングダム703話を読んでみての感想ですが、今回は秦軍メインの話でしたね。戦略を考えている人の頭脳ってすごいですね。私だったら長城を見つけたとしても、迂回してそのまま邯鄲を攻め、まんまと逃げられるパターンだなーと想像しながら今回の話を読んでいました。
秦北部軍と東部軍の武将も気になります。どちらかに楊端和軍がいると予想しているので、また壁やバジオウの戦いが見られると思うとワクワクします。
キングダム703話を読んでみての考察としては、次話は趙軍側の戦略の話になるのではないでしょうか。李牧が王翦や秦軍の策を見抜かないわけはないと思うので、秦がガッカリするような策をどんどん提案することでしょう。李牧軍がどのタイミングで秦軍とぶつかるかは分かりませんが、これまでの対応を振り返ると、早い段階で一戦交え秦軍の戦力を削ってきそうですね。その犠牲になるのが桓騎軍なのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。
漫画「キングダム」最新話702話のネタバレ
漫画「キングダム」最新話702話のネタバレやあらすじをご紹介していきます!
キングダム702話のタイトルは「驚くべきもの」
邯鄲へ帰還した李牧が戦場の盤面を眺めながら思案を巡らせているシーンから始まります。
李牧は丸二日こもりきりで考えを巡らせて部屋から出てきます。
扉の前で待っていたカイネに皆を呼ぶように声を掛けます。
集まった皆は「北⁉」と驚きの声を上げています。
舜水樹に“二城の後ろの線”がどうなっているか確認したところ、ちょうど昨日完成したようです。
李牧はそれを聞き、十日ほど邯鄲を離れ、北を見に行くことにしました。
青歌城の将軍「楽彰」が閼与に行くのか聞くと、「宜安」と答える李牧。
カイネは李牧に付いて宜安へと行くようです。
もう一人の青歌城の将軍「上和龍」は楽彰との会話で李牧殿の描く通りに進むのであれば、秦軍は大いに後手を踏むと話しています。
宜安に着いた李牧とカイネ、高台から雪が積もる平原を眺め悪くないと李牧が言っています。
一方飛信隊は、新年を平陽近くの前線で迎えます。こちらも辺りは雪が降り積もっています。
そしてそのまま桓騎軍と平陽城を、王翦軍は隣の武城を攻めていきます。
平陽城の城は大きく、多くの橋が架かっていますが、弓矢の雨が降り注ぎ攻め切れていない様子です。
信もまだ遠くから様子をうかがっているよう、簡単に落とせそうという城では無さそうです。
桓騎軍は井闌車を持っているようで、「氾善」という男が井闌車に紅春と名付け、城壁に近づいていきます。
平陽・武城の城攻めが始まった時、二城の中間地を王翦が疾走していきます。そこで二百五十里続く城壁「長城」を目の当たりにします。
もともと邯鄲の南に長城が点在していたようですが、李牧がそれらをすべて繋げ、全長100㎞に達しているようです。
王翦はこれを見て趙国全体の地図を持ってくるように伝え、目の前に広げます。
そして、邯鄲より北の方に手を伸ばし、「宜安か」とつぶやいたところで702話は終了です。
漫画「キングダム」最新話702話の考察や感想
漫画「キングダム」最新話702話の考察や感想をご紹介していきます。
キングダム702話を読んでみての感想ですが、李牧が戻ってきて戦術の話をしていると、不思議と秦が追い詰められているような印象を与えられてしまいます。王翦対李牧のバチバチの頭脳戦が終わったばかりですが、また新たな頭脳戦が始まりそうですね。
青歌の将軍が出てきましたが、司馬尚の姿はありませんでした。司馬尚が剛将なのか智将なのか、どういう個性の持ち主なのか、登場シーンも楽しみですね。
キングダム702話を読んでみての考察としては、史実と照らし合わせた場合、李牧と桓騎が戦うことになると思いますので、王翦対司馬尚となると思います。飛信隊は途中から王翦軍に移動し、司馬尚との戦いに加わっていくのでしょうか。個人的には李牧対桓騎の戦いには飛信隊はノータッチで進んで欲しいと思っています。
北が戦の舞台となりそうなので、長城を超えるのではなく、回り込んで北から邯鄲を攻めるのですかね。
まだ、戦も序盤なのでこれからの展開を予想するのが楽しいですね。