東京は2023年2月10日に警報級の大雪になると気象庁が発表していますが、どのくらいの積雪や大雪警報になるのか今から心配ですね。
東京は雪国ではないので大雪対策が手薄なところがあり不要不急の外出は避けたいところですが、過去10年の大雪や今迄の積雪上位の年代、積雪量など、どの様になっているのでしょうか?
また、東京の警報級の大雪による災害は大げさで騒ぎ過ぎでは?と言った声も聞かれるので、詳しく調査していきたいと思います。
東京の過去10年の大雪や積雪を調査
まずは東京都における過去10年の大雪や積雪についてご紹介していきます。
西暦 | 積雪量 |
2013年 | 50cm |
2014年 | 125cm |
2015年 | 5cm |
2016年 | 10cm |
2017年 | 0cm |
2018年 | 80cm |
2019年 | 0cm |
2020年 | 3cm |
2021年 | 0cm |
2022年 | 20cm |
東京都における過去の直近10年の積雪量の中で、10cmを超えた年はまだありません。
特筆すべき大雪だった年は5年前の2018年の80cmになりま、1月22日の1日で23cmを記録しています。
当然この時も「大雪警報」は出ていたと思います。
ここから更にわかりやすく、年代と日付で東京の過去の大雪上位10位を紹介します。
東京の過去の大雪による積雪量の上位10位
順位 | 西暦 | 日付 | 積雪量 |
1位 | 1969年(昭和44年) | 3月12日 | 33cm |
1954年(昭和29年) | 1月24日 | 33cm | |
3位 | 1994年(平成6年) | 2月12日 | 27cm |
1953年(昭和28年) | 2月21日 | 27cm | |
5位 | 1984年(昭和59年) | 1月19日 | 26cm |
6位 | 2018年(平成30年) | 1月22日 | 23cm |
7位 | 2014年(平成26年) | 2月8日 | 22cm |
8位 | 1978年(昭和53年) | 1月3日 | 21cm |
1969年(昭和44年) | 3月4日 | 21cm | |
10位 | 2014年(平成26年) | 2月14日 | 18cm |
この統計期間は1950年(昭和25年)から2022年末までのデータを元に調べています。
東京都の1日における過去最大の積雪量は1969年と1954年の33cmで、車も全く走れない、電車やバスなどの交通機関に大きな影響が出たそうです。
やはり1月、2月、3月に集中して大雪警報が流行ってきますね。
昭和の大雪は桁違いに凄いのですが、1日に30センチ以上の大雪が、今後も東京や各地に降らないでほしいと祈るばかりです。
東京の大雪は連続する?
東京は大雪が降った数日後や数週間後に連続して降る事が過去のデータから推測されます。
例えば・・・
- 1969年の3月は21cmの大雪が降った1週間後に33cmの大雪が降りました(過去最高)。
- 20214年の2月は22cmの大雪が降った後の1週間後に18cmの大雪が降りました。
大雪は降らないシーズンは全く降らないのに対して、大雪があるシーズンは連続して、すぐにまた大雪が来るパターンが多いとされています。
2023年の2月の東京都における警報級の大雪が懸念されていますが、またすぐに大雪警報が出る場合もあるので、引き続きの注意が必要ですね。
「もう降らないよね」なんて考えずに、大雪がある年は常に「また降るかもしれない」と用心してください。
東京の年代ごとにおける大雪の回数
東京都の年代ごとにおける大雪の回数をまとめてみました。
西暦(年代) | 回数 |
1950年 | 2回 |
1960年 | 2回 |
1970年 | 1回 |
1980年 | 1回 |
1990年 | 1回 |
2000年 | 0回 |
2010年 | 3回 |
2020年 | 0回 |
2010年代は3回も大雪があります。
2020年代はまだ1回も無いので注意したいところですね。
地球温暖化の影響もあるのか?地球の気候そのものが変わってきたのか?定かでありませんが、気象状況が急に変わる場合もあるので常に大雪対策はとっておきましょう。
東京の警報級の大雪って大げさに騒ぎすぎ?
SNSを中心に「東京の警報級の大雪って大げさで騒ぎすぎ!」との声がおるので、みんなは大雪の事をどのように思っているのか探ってみましょう!
確かに北海道や東北の様に、猛吹雪や豪雪などの地域に住んでる方からしたら、「東京は大雪くらいで大げさだな!」「騒ぎすぎだよ!」と言われてそうな気もします。
東京では雪が降る機会が少ないですから、雪が降る地域と比べても雪災害対策が弱いです。
東京では大雪予報を聞いてもどうしようもないかな?と言った半ばあきらめの声も良く聞かれます。
しかし、大雪による2次災害を起こさないように、不要不急の外出など控える等、自分たちが出来る限りの対策は必要不可欠ですよね。
大雪になってからでは遅いのですが、降ってみなければわからない・・・そんなところでしょうか(汗。
しかし、近年の気象協会による天気予報は精度が格段に高いので、大雪対策を心がけたいですね。
東京の大雪対策は行政にも問題があるかもしれませんが、自然災害に対する自主的な行動は、各自で出来る範囲で行わなくてはとも思えます。
不要不急の外出を避けたり、食料品などの確保など、災害対策はこれからの私たち一人一人が常に準備しておかなくてはならない務めかもしれないですね。
まとめ
雪対策の整っていない東京で警報級の大雪が発令される場合は、ケガや事故など起こさないように、やはり不要不急の外出を避けるべきです。
しかし、仕事や予定がある方が外出する場合は、常に気象情報や天気予報の更新情報を聞いて、交通機関がマヒする前に帰宅していただければと思います。
天気などの自然災害から自分自身で対策できる事を行っていきましょう!